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投稿日:2026年7月18日

木造住宅解体後の基礎撤去費用|東京の相場と落とし穴

木造住宅の解体を検討していると、必ず出てくるのが「基礎撤去」という工程です。上物の解体費用は各社そこそこ調べやすいのですが、基礎撤去の相場となると情報が少なく、見積書を見てもどこまでが妥当なのか判断がつかない、というご相談を東京都内のお客様から多くいただきます。実際、基礎撤去は解体工事全体の費用の15〜20%を占めるパートでありながら、「一式」表記で済まされることが少なくありません。この記事では、東京エリアの基礎撤去費用の相場から、見積もりでチェックすべき項目、追加費用が発生しやすいケース、業者選びの実務ポイントまで、現場の視点でまとめました。

東京の基礎撤去費用の相場と坪単価

木造住宅の基礎撤去は坪単価3〜5万円が相場で、30坪であれば概ね90〜150万円が目安になります。地盤状況や基礎の深さで大きく変動するため、東京都内でも地域差があります。

基礎撤去費用を考えるとき、多くの方が上物の解体と一緒くたに認識しがちですが、実際には別工程として積算されるのが一般的です。木造住宅で使われる基礎は「布基礎」「ベタ基礎」の2種類が主流で、東京都内の住宅密集地では、昭和期に建てられた住宅の布基礎、平成以降のベタ基礎が混在しています。ベタ基礎のほうがコンクリート量が多いため、単純に撤去費用も高くなる傾向にあります。

現場を見てきた経験から言うと、同じ30坪の木造住宅でも、布基礎とベタ基礎で20〜30万円ほど差が出ることは珍しくありません。事前に自宅の基礎形状を把握しておくと、見積もり時の交渉材料になります。

延床面積 布基礎の目安 ベタ基礎の目安
20坪 60〜80万円 80〜100万円
30坪 90〜120万円 110〜150万円
40坪 120〜160万円 150〜200万円

坪単価が変わる3つの要因

坪単価が動く要因は主に3つあります。1つ目は地盤の固さです。関東ローム層の固い地盤では削孔がスムーズに進みますが、河川沿いや埋立地の軟弱地盤では機械の据え付けや養生に手間がかかり、割増しになる傾向があります。2つ目は基礎の深さで、住宅の規模や建築年代によって60cm〜1m以上まで幅があります。3つ目は鉄筋量です。ベタ基礎で鉄筋ピッチが狭い場合、削孔の刃の摩耗が早く、時間もコストもかかります。専門的な観点から重要なのは、これら3要因を業者が事前調査でどこまで把握しているかという点です。

東京23区内と多摩地域の費用差

意外と知られていないのが、23区内と多摩地域での運搬コストの差です。基礎撤去で発生するコンクリート片は産業廃棄物として処分場へ運ばれますが、都内の中間処理施設は数が限られており、23区内から近い処分場は搬入待ちが発生することもあります。多摩地域は処分場までの距離が近いエリアがある一方、23区内は運搬距離と道路事情の両面で割高になりやすいのが実情です。同じ工事内容でも10万円前後の差が出るケースもあります。より詳しい業務内容・施工事例はこちらからご覧いただけます。業務内容・施工事例はこちら

費用感の詳細は現地条件によって変わりますので、まずはご相談ください。お問い合わせはこちら

基礎撤去の見積もり読み方とチェック項目

基礎撤去の見積もりには「掘削」「削孔」「撤去」「産廃運搬」「埋め戻し」「整地」の6項目が明記されているのが望ましく、曖昧な一括表記は追加費用の原因になります。

見積書を受け取ったとき、まず確認していただきたいのは項目の細分化です。「基礎撤去一式 120万円」とだけ書かれた見積書は、後から「その工事は含まれていません」と言われるリスクをはらんでいます。逆に、上記6項目が個別に金額として明記されている見積書は、業者側が現場を正確に把握している証拠でもあります。

特に注意したいのが、埋め戻しと整地の扱いです。基礎を撤去した後の穴を埋め戻して更地にする工程は、次の土地活用に直結する重要作業ですが、見積もりに含まれていないケースが散見されます。契約書に押印する前に、6項目すべてが明記されているかチェックしてください。

産業廃棄物処理費がぼったくられやすい理由

基礎撤去で発生するコンクリート片は、中間処理施設で破砕・再生されて再利用されるのが一般的です。ただし、この処理費用は処分先によって単価が変わります。自社処分場を持つ業者と、他社の処分場に依頼する業者では、同じ量の廃棄物でもコストが違います。見積もり時に「産廃処分費は自社対応ですか、それとも外部委託ですか」と確認するだけでも、値引き交渉の余地が見えてきます。現場で実際によく見るパターンとして、産廃処分費が突出して高い見積もりは、外部委託が重なっているケースが多いです。

『埋め戻し費』『整地費』の落とし穴

埋め戻しに使う砂利や真砂土の材料費と、整地の重機作業費は、後から追加請求されると10〜20万円規模の出費になります。「更地渡しまで込みですか」と一度質問しておくことで、この落とし穴は避けられます。特に土地売却を前提とした解体の場合、整地の仕上がりが売却価格にも影響するため、単に「土を戻す」だけでなく「レベル出しまで含む」のかを確認してください。契約前の口頭確認だけでなく、見積書または契約書への明記が安心です。

基礎撤去費用を抑える5つの実践的なコツ

基礎撤去費用は、相見積もり・産廃自社処分の確認・工期短縮・地下埋設物の事前確認・工法選定の5点を押さえるだけで、10〜20%程度の削減余地が生まれることがあります。

費用を抑えるための実践的なコツを整理します。1つ目は複数業者の相見積もりです。最低3社は比較したいところで、金額だけでなく項目の細かさも比較の対象にしてください。2つ目は産廃の自社処分場を持つ業者を選ぶこと。中間マージンが減るぶん、費用に反映されやすくなります。3つ目は工期の圧縮です。基礎撤去は人件費比率が高いため、無駄な待機時間を減らす工程管理ができる業者は総額を抑えやすい傾向があります。

4つ目は地下埋設物の事前確認で、これは追加費用の防止に直結します。5つ目は工法の選定で、大型重機が入れる現場では手作業より重機作業のほうが安く済むのが一般的です。

相見積もり時に聞くべき3つの質問

相見積もりの際、必ず聞いていただきたい質問が3つあります。1つ目は「産廃処分場は自社ですか」、2つ目は「埋め戻し材料の費用はどちらの負担ですか」、3つ目は「追加費用が発生する条件はどのようなケースですか」です。この3つに明確に答えられない業者は、後から追加請求が発生する可能性が高くなります。特に3つ目の質問に対して「基本的にありません」と即答する業者は要注意で、地下埋設物や軟弱地盤が出た場合の対応を確認してください。

隣地掘削や地下埋設物で追加費用を避ける準備

事前準備として有効なのが、建築時の配管図と地盤改良図の確認です。古い水道管、浄化槽の残骸、以前の建物の杭など、地下に何が埋まっているかは掘ってみないと分からない部分もありますが、書類が残っていれば予期しない追加工事を減らせます。予期しない追加工事は契約変更扱いになり、単価も通常より高めに設定されがちなので、事前確認で回避できるものは回避してしまいましょう。より具体的な施工事例は業務内容・施工事例はこちらからご確認ください。

基礎撤去で失敗しやすいケースと追加費用

軟弱地盤・鉄筋量の想定外・隣接基礎の損傷など、基礎撤去では見積もり後に追加費用が発生するケースが5パターンほど典型例として存在します。事前調査と契約条件で防げるものが大半です。

これまで対応したお客様の中で、追加費用トラブルに発展しやすいパターンは概ね5つに分類できます。1つ目は軟弱地盤で、掘削中に想定より深く沈む場合。2つ目は鉄筋量が予想より多かったケース。3つ目は杭基礎の発見。4つ目は地下埋設物(古い浄化槽や配管)の残置。5つ目は隣接建物への損傷リスクです。それぞれのケースで、事前調査と業者の技術力によって回避可能性は大きく変わります。

追加費用ケース 追加費用の目安 事前回避策
軟弱地盤の発見 10〜30万円 地盤調査記録の確認
杭基礎の存在 30〜80万円 建築図面の確認
地下埋設物残置 15〜40万円 配管図・浄化槽図の確認
隣接基礎の損傷 修復費全額 保険加入業者の選択

『杭基礎』発見による費用跳ね上がり

昭和中期に建てられた木造住宅では、意外と杭基礎が使われているケースがあります。表面上はごく普通の布基礎に見えても、地下に木杭や松杭が打たれている物件は珍しくありません。杭基礎が発見されると、削孔費が2倍以上になることもあり、費用が跳ね上がる原因になります。事前に建築時の図面が確認できれば、この追加費用は見積もり段階で織り込むことができます。図面が残っていない場合でも、建築年代と地盤特性から業者が推測できるケースもあるため、契約前に相談してみるとよいでしょう。

隣接建物に損傷を与えた場合の対応

東京都内の住宅密集地では、隣接建物との距離が数十センチしかない現場も多く、工法選択を誤ると隣地基礎にひびが入ったり、外壁にダメージを与えたりするリスクがあります。損傷が発生した場合、修復費用は工事業者の負担になるのが一般的ですが、業者が保険に加入していない場合、対応がこじれることもあります。契約前に「損害保険の加入状況」と「近隣対応の実績」を確認しておくことで、こうしたトラブルは避けやすくなります。

信頼できる基礎撤去業者の選び方

基礎撤去業者を選ぶ際は、建設業許可・産廃収集運搬許可の有無、施工実績、近隣対応能力の3点を確認するのが基本です。見積もりの詳細度も業者の質を測る指標になります。

業者選びの実務ポイントを整理します。まず、業者の公式サイトで許可番号が開示されているかを確認してください。建設業許可と産業廃棄物収集運搬許可は、東京都で解体工事を行う業者にとって必須のものです。次に、過去の施工実績が写真付きで掲載されているかも判断材料になります。特に、住宅密集地での実績があるかどうかは、都内での工事を依頼する場合に重要な指標です。

そして最も見落とされがちなのが近隣対応能力です。工事前の挨拶回り、騒音・振動対策、道路使用許可の取得など、周辺住民との関係構築ができる業者は、工事全体をスムーズに進められます。

確認すべき3つの許可と証明

解体工事を依頼する際に確認すべき許可は3つあります。1つ目は建設業許可(解体工事業の登録を含む)、2つ目は産業廃棄物収集運搬許可、3つ目は解体工事業登録です。これらの許可を公式サイトで開示している業者は、コンプライアンス意識が高い傾向にあります。逆に、電話やメールで質問しても許可番号を即答できない業者は、避けたほうが無難です。許可番号は各自治体の公式サイトで検索することもできるため、開示された番号が実在するかチェックすることも可能です。

見積もりの詳細度で業者の質を判断する

見積書を比較する際、「一式」表記が多い業者は要注意です。項目を細分化している業者ほど、現場を正確に把握しており、隠れた費用が少ない傾向があります。例えば「基礎撤去一式 120万円」ではなく、「掘削費・削孔費・撤去費・積込費・運搬費・処分費・埋め戻し費・整地費」と分けて記載されている見積書は、業者側の技術力と誠実さの表れです。プロの目で見た場合、細分化された見積書ほど、後からのトラブルが少なくなります。基礎撤去に関するご相談はお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。

よくある質問(FAQ)

Q. 基礎撤去にかかる日数と費用の関係は?

20坪の木造住宅であれば7〜10日程度が目安です。工期が長引くと人件費が増えるため、工程管理が明確な業者を選ぶことで総額を抑えやすくなります。見積もり段階で日数の目安も確認してください。

Q. 基礎撤去後の埋め戻しは自分で砂を用意できる?

技術的には可能ですが、基準を満たさない砂を使うと後に地盤沈下する恐れがあります。プロによる施工が安心です。費用を抑えたい場合は、見積もり段階で材料調達方法を相談してみてください。

Q. 見積もりから追加費用が出ることはある?

地下埋設物や杭基礎など、掘削後に判明する要因で追加費用が発生することがあります。契約前に「追加費用が発生する条件」を書面で確認しておくと、想定外の出費を避けやすくなります。

この記事を書いた理由

著者 – 有限会社エコマックス

これまでお客様からよくいただくご相談として、「見積もり額が妥当か判断できない」「後から追加費用が出るのが不安」というお声があります。基礎撤去は解体工事全体の15〜20%を占める費用パートでありながら、内訳の説明を受けずに契約されているケースを多く目にしてきました。

坪単価・工法・産廃処理費などの内訳を透明化することで、お客様が複数業者を安心して比較でき、適正価格での発注につながると考え、この記事を執筆しました。

会社概要・アクセスはこちらからご確認ください。

解体工事・内装解体は東京都青梅市の有限会社エコマックスへ
有限会社エコマックス
〒198-0021
東京都青梅市今寺4-24-31
TEL:0428-30-7340 FAX:0428-30-7341

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